ヘミシンクについていろいろ知りたい

ヘミシンクって、いったい何だろう?

当サイトを訪問されているのですから、ヘミシンクのことを全くご存じないという方はほとんどいないと思いますが、それでも詳しいことはよく分からない・・・という人は結構いるのでは?

というわけで、このページではヘミシンクについての基礎知識をふんだんに載せています。
詳細を知ることで、ヘミシンクについての偏見がなくなった、とか、ヘミシンクに関する興味が倍増した、なんて人も数多くいますので、お時間の許す限り目を通してみてくださいね!

そもそもモンロー研究所って何よ?

ヘミシンクを語る上で、絶対に避けて通れないのがモンロー研究所ですよね。
モンローと言えば、もっとも有名なのがマリリン・モンローでしょう。20世紀中盤に、数々の浮名を流したセックスシンボルとして全世界に知られた美女です。

でも、モンロー研究所は(当然のことながら)マリリン・モンローとは何の縁もゆかりもありません。モンローはモンローでも、ロバート・モンローという男の人の名前をとったものなんですね。

ロバート・モンローという人、結論から言えばヘミシンクを開発した人なんですが、この人なかなか興味深い人生を送ったんです。詳しくは「ロバート・モンロー伝」という本に詳しいので、興味のある方は読んでみてください。
このページでは、ざっくりとしたことだけ紹介しておきますね。

ロバート・モンロー

ロバート・モンローは、もともとニューヨークでラジオ制作会社の社長をしていました。
1950年代、人々の娯楽の中心は今のようにテレビやインターネットなんてものはなく、もっぱらラジオが中心でした。日本人にはほとんど馴染みはないものの、アメリカ人にとっては超有名なラジオ番組を何本も制作しており、まさにアメリカンドリームを地で行くような成功者だったんですね。

そんなモンローですが、1958年に人生を変えてしまう出来事に遭遇します。
それが「体外離脱」だったんです。
この時代、体外離脱なんてほとんど知られていないし、そもそも肉体から意識が離れてその辺を好き勝手に動き回るなんて、モンロー自身もにわかに信じられない出来事でした。
この辺の体験について、モンローの著書「体外への旅」「魂の体外旅行」「究極の旅」に詳しく書かれていますので、知りたい人は読んでみてくださいね。

初めて体外離脱を体験したモンローは、自分が死んでしまうのではないかと恐怖心を抱きます。
ところが、体外離脱体験は1回で終わりませんでした。この後も繰り返し体外離脱が起きるため、モンローはこの現象について自ら研究を始めました。
この研究が現在のヘミシンクの発見に繋がっていきます。

モンロー研究所

モンローの研究は1950年代後半から始まり、多くの研究成果を積み重ねていきます。
そして1975年に最初の特許を獲得します。現在までにヘミシンクに関する特許は3つ獲得されています。
1970年代にモンローは、モンロー研究所を設立し、研究を進める傍らヘミシンクを用いて意識の探求を行う学習セミナーをスタートします。
このセミナーは現在も継続的に行われており、さまざまな種類の宿泊型プログラムを受講するためアメリカのみならず世界中から多くの人が集まってきています。

モンロー研究所は設立以来50年以上にわたり、心理学、精神医学、医療、化学、物理学、電気工学などのさまざまな研究機関とのコラボレーションにより多くの成果を上げています。日本ではどうしてもスピリチュアル=キワモノ的な印象がまだまだ根強いですが、そうした偏見も徐々になくなりつつあります。
それはヘミシンクのように科学とのコラボレーションがそれなりの成果を生んでいることも要因のひとつになっているのではないでしょうか。

現在は、わざわざアメリカのモンロー研究所(ヴァージニア州)まで足を運ばなくても、アクアヴィジョン・アカデミーが日本国内で各種セミナーを開催しています。これらはモンロー研究所と同一の内容で実施され、受講終了時にはモンロー研究所公式の修了書を受け取ることが出来ます。

アクアヴィジョン・アカデミー

アクアヴィジョン・アカデミーは、ヘミシンク体験の第一人者である坂本政道氏が主催し、日本国内でさまざまなセミナーを開催しています。
坂本さんを筆頭に、11名のトレーナー(うち10名はモンロー研究所公認アウトリーチ・ファシリテーター)が東京青山を中心に、日本全国でセミナーを開催しています。

ヘミシンクとは?

 

ヘミシンクを聴くことで、自らの意識を変性意識状態に導き、それによってさまざまな体験をすることが出来る・・・っていうけど、ヘッドフォンでノイズみたいなザーっていう感じの音を聴くだけしょ?
なんでそれだけのことで、凄い体験が出来ちゃうわけ?

そう思っている人もいるのでは?

はい、そこんところをちゃんと説明しますね!

 

特許取得のテクノロジー

ヘミシンクは、上述のロバート・モンローが自らの体験を元に開発され、モンロー研究所によって特許取得されたオーディオ・ガイダンス・テクノロジーです。
モンロー研究所では、特定のサウンドパターンが人間の意識をさまざまな状態へと誘導できることを明らかにしてきました。サウンドパターンの組み合わせを最適に選ぶことにより、たとえば深くリラックスした状態、瞑想状態、知覚が拡大した状態、作業に集中できる状態などさまざまな状態へと誘導できるのです。

その原理をもう少し詳しく見てみる

ヘミシンクはヘッドフォンを用いて聴きます。
普通にスピーカーから音を聴くと、左右のスピーカーからの音が耳に届くまでに空間で混ざり合います。
一般に販売されている音楽ソースなどは、この聴き方を前提に録音されています。
空間で左右の音が混ざり合いながらリスナーの耳に届く際に、いかに臨場感、音像定位、迫力などをもって聴かせるかを考えて作られている、ということですね。

これに対し、ヘミシンクは全く異なったアプローチをしています。
左右の耳にほんのわずかな違いのある音を聴かせます。例えば左耳に100Hz、右耳に104Hz。
通常のスピーカーでこれを聴くと、音の周波数の違い(ここでは100Hzと104Hzの差に当たる4Hz)が空間で混ざり合い、音のうねりとして(つまり、ウァンウァンいう感じの音で)両耳に届きます。

これをスピーカーではなくヘッドフォンで聴くと、左右の音が直接耳に入ります。
左耳には100Hzの音のみが、右耳には104Hzの音のみが聞こえるわけですね。空間で混ざり合うことなく。

そして、ここからが重要なんですが、左右の音の周波数の違い(4Hz)は、脳の中にある脳幹というところで合成されることで、4Hzの脳波となるんです。
左右の耳に聴かせる音の組み合わせを変えることで、さまざまな脳波を作り出すことが出来ます。
脳波と意識状態には関係があることから、聴かせる音によって特定の脳波に誘導し、その意識状態を体験することが出来るようになります。これがヘミシンクの原理です。

ヘミシンクによって誘導される脳波パターンは左脳と右脳が同調する、いわゆる両脳同調状態を生み出します。
ヘミシンクにより意識をさまざまな変性意識状態に誘導することで、普段、覚醒している状態では体験できないような体験が可能となるんです。

でも、脳波を意図的に誘導するって、怖くないですか?
大丈夫なの?洗脳されたり脳に悪影響が出たりしないの?

ヘミシンクの安全性について

ご安心ください。
ヘミシンクは長年の研究と実績によって、安全性と有効性が確立されています。
また、潜在意識に意図的に働きかけるサブリミナルメッセージなども使われていませんし、繰り返し聞くことによる副作用や依存症もありません。
ヘミシンクを聴いている人は、常に自らの意思で自分自身をコントロールすることが出来ます。

ヘミシンクでどんな体験が出来るの?

上述のように、ヘミシンクは聴く人の意識を、深いリラックス状態や瞑想状態、知覚の拡大した状態など、さまざまな変性意識状態(日常では起こりえないような特別な意識状態)に誘導します。

数限りなく存在する変性意識状態を区別するため、モンロー研究所では「フォーカスレベル」という名前を付けています。
それぞれのフォーカスレベルの指し示す意識状態は以下の通りです。

フォーカス1(C1)

覚醒している(目が覚めている)状態です。
いまあなたがこのページを読んでいる意識状態が、まさにフォーカス1です。

フォーカス10

ヘミシンクでは「肉体は眠り、意識は目覚めている状態」と定義しています。
なんだかよく分からない状態とお思いでしょうが、肉体がとてもリラックスしており、ほとんど寝ているときと同じ状態になっているのに、意識はしっかりと目覚めている状態です。
意識が肉体の束縛から自由になり始めている状態のため、普段とは異なった体感覚を感じることができます。

フォーカス12

フォーカス10よりもさらに一歩進んで「意識が肉体的・空間的な束縛から自由になった状態」です。
肉体の束縛から解放されることで、知覚・意識が拡大してさまざまな体験が出来るようになります。
ここに居ながらにして、意識は全く別の場所を知覚している、なんて体験が可能になります。

フォーカス15

フォーカス15は「無時間の状態」と言われます。
つまり、時間の束縛から自由になった状態なので、意識は過去でも未来でも自由に探索することが出来ます。
物質界では事象は時系列に沿って起こりますが、その時間的束縛がないと言うことは、無の状態、空の状態であるとも言えます。瞑想における究極の境地・・・それがフォーカス15の意識状態なんです。

フォーカス21

ヘミシンクではフォーカス21を「他のエネルギー系への架け橋の状態」と定義しています。
言い換えると、物質世界と非物質世界の境界領域です。そこには2つの領域の架け橋が架かると言われています。
フォーカス21から先は、いわゆる「死後世界」の状態と言われます。

フォーカス23

ここからは「死後」の意識状態です。
肉体を失ったにもかかわらず、意識はそれを受け入れることが出来ず(もしくは肉体を失った=死んだことに気づかず)、こちらにフォーカスされている状態です。
意識が肉体を失った際に行くべきところに行けず、囚われてしまっている状態です。

フォーカス24〜26

この状態にある意識は、生前(肉体を持っていたとき)に持っていた強い信念によりひとつの世界を形成します。
同じ信念を持つ意識が集団となり、より強固な世界を形成するため、この状態にいる意識はなかなか自分が囚われているということに気づくことが出来ません。
こうした信念が作り出す世界は無数にあると言われています。

フォーカス27

肉体を失った意識はこの状態になって初めて、次のステージに進めると言われています。
もう一度、人間として生まれ変わるか、他の選択肢をとるかを、ここで選択します。
そのため、フォーカス27はこれまでの生と次の生の「中継点」と言われます。
フォーカス27はとても広大な領域で、いろいろなものがあると言われていますので、じっくり探索しがいのある状態と言えます。

フォーカス34/35

意識はさらに拡がり、地球生命系の、時間を超えた意識のつながり(モンロー研究所ではI/Thereと呼ばれます)を把握することが出来ます。
フォーカス34/35には、地球外生命体が非物質の状態で多数集まってきていると言われています。
なぜ集まってきているかというと、これから起きようとしている地球生命系の大きな変化を観察・手助けするためです。こうした現象をモンローは「ギャザリング」と呼びました。

フォーカス42

意識は太陽系を超えていき、太陽系近傍の銀河系内の意識のつながり(モンロー研究所ではこれをI/Thereクラスターと呼びます)を把握することが出来ます。

フォーカス49

銀河系を超えた、銀河系近傍まで意識は拡がっていきます。
フォーカス49で認識される意識の広がり・繋がりをI/Thereスーパークラスターと呼びますが、ここまで来ると、自分という存在がなんなのか、どういうものなのか等に気づく人も出てきます。

フォーカス49+

ここから先は、モンロー研究所においても性格にカテゴライズしていませんが、宇宙そのものを超えた、さらに大きな意識のつながりを把握することが出来ます。
とてつもないエネルギーの流れがあるとも言われています。

ここまでお読みいただき、とんでもないことになってるな・・・と半分ドン引きしてる人もいることでしょう(笑)
でもご安心ください。
最初から銀河を超えた先にあるものを探索するわけではありませんので。
まずは、意識が肉体とは別物で、意識を自分であると定義するならば、自分は肉体以上の存在であることに気づくことがスタート地点です。

どこまで体験するかはあなた次第です。
ヘミシンクは意識をどこまでも拡大していくことで、普段体験できないさまざまな事柄を知るためのツールに過ぎません。
それをどのように活用するか。

興味があるなら、一歩を踏み出してみませんか?

 

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