最近ではスピリチュアル界隈のみならず、一般社会でもパラレルリアリティという言葉をよく耳にしますね。
で、パラレルリアリティってどういう意味でしょうか。
スピリチュアル界隈では「自分が生き経験している現実は別に無数の現実が存在しており、それら自分が経験していない無数の現実」をパラレルリアリティというのが一般的です。
しかしながら、パラレルリアリティという言葉を直訳すると「並行現実」となり、この言葉を正確に説明しようとすると「今ある現実と並行した現実」となります。
つまりパラレルリアリティとは、同時に複数存在する現実という意味になるわけです。
さて、今年(2022年)の夏にアメリカ・デトロイト空港に画期的なインフォメーションボードが登場しました。
インフォメーションボードとは、空港に設置され航空機の離発着情報が表示されるお馴染みのアレです。
このボードに、見る人に合わせ個別の情報を表示させるんだそうです。
つまり、あなたと私が一緒にボードを見ても表示される情報が違うと言うこと。
現在は実験段階のため、同時に表示できるのは100人分とのことですが、100人が同時に見ても見える情報は全員違うわけです。
将来的には乗客全員が自分に関する情報だけを見ることが出来るようになるとのこと。
すごい時代になったもんですね。
で、このインフォメーションボードの名前が「パラレル・リアリティ」なんです。笑
見る人それぞれに、その人独自の情報が表示されるからこのような名前になったのでしょうが、まさに最高のネーミングと言えましょう。
その情報を見ている本人は、他の人が見ている情報がどのようなものか全く分かりません。
私たちが生きているこの現実世界だって、同時に80億人の人がそれぞれの現実を体験しているわけですが、自分以外の人がどのような体験をしているのかは知る由もありません。
たとえそれが自分の家族であったとしてもです。
そういう意味では、私たちは生まれながらにしてパラレルリアリティを生きていると言ってもいいでしょう。
言い方を変えれば、私たちの現実はどこまでも主観であり、客観は存在しないことになります。
これってどういう意味だがお分かりでしょうか。
あえて答えは申し上げません。
ご自分なりに考えてみることをお勧めします。